GMの仕事
GMは監督をはじめ、チームの全ての人事を管理します。
唯一、自分より上の権限を持つのがオーナーです。
オーナーの意向に沿ってチームを作るのが仕事になります。
現在、私はGIANTSのGMをしています。
27勝23敗で地区2位、悪くはない成績です。
今回はVogelsong(本日の6失点を受けて決断)のトレードを報告します。(トレード難易度は現実感を求めてhard)
ここまでVogelsong(35歳、年俸5億)は2勝5敗、防御率5点台後半で制球もいまいちです。来年残る6億の契約は破棄するのにお金がかかります。
別件で控え捕手のwilliamsが良い為、メジャー契約のQuirozの放出も考えていました。
彼もメジャーでの出場を望んでおり、不満を抱いているためです。
控え捕手williamsは肩も強く、投手の良さを引き出す技術も高いのです。
それに比べるとQuirozは捕手としての能力がいまいち。
Quirozのトレード先を探すと、Oriolesが手を挙げました。
どうやらFreddy Garcia(36歳の中継ぎ投手) との一対一を希望。
ここで、中継ぎに特に困っていないこともあり、色々と模索。
Orioles相手に交渉すること数十分。
先発Wada(32)、先発Chen(27)、外野McLouth(31)を獲得する代わりに
先発Vogelsong(35)、捕手Quiroz(31)、外野Linden(32)、中継ぎLoux(33)を放出することに成功。
このトレードの狙いは、先発の質向上、外野の補強です。
Vogelsongの5億を浮かせたかったのですが、
Wadaに4億、Chenに3.5億、McLouthに2億で計9.5億を支払うことに。
Wadaは来季に5億の契約がありますが、無償で破棄可能。
Chenは今後二年の契約を残すもそれぞれ4億、4.7億。
McLouthは今季限りなので、来季は未定。
それぞれ今後に大きな負担がない為、交渉を成立させました。
実はZito負傷時にMoyer(50歳、制球力あり)を1.7億で獲得してたのですが、2試合で防御率12点台。
誤ってノートレード条項を含めてしまったので、どうしようもなく、
それで先発補強したかったんです。
彼には今後大事な試合や他の先発の負傷時に投げてもらおうと思ってます。
Chenには先発、Wadaの期待はブルペンどまりな為とりあえず中継ぎで様子を見ます。
Chenの他、ここまで好調の五番手PetitがひどくなればWadaを先発にします。
外野はTorresが怪我で離脱、マイナーの外野Brown、Pegueroも怪我で
手薄な為に補強が必要でした。
McLouthを外野左のスタメンにして
Blancoを控えにするつもりです。
これが初トレードになりました。
今後の試合で勝てれば成功でしょうか。
ちゃっかり金銭1.4億もいただいています。
Moyerに費やしてしまった1.7億の補填にはやや足りませんが。
Moyer師匠の大事な場面での力投を脳裏に描きながら、
万全な状態を維持しつつ戦い続けたいと思います。
新加入組で特に期待してるのは中日でも活躍したChenです。
27歳とまだ若く、長く活躍してもらいたいです。